山P -koDharma

今日は変則休みで映画に行きました。

なんと「あしたのジョー」!

例のアレです。

なんとも気乗りしなかったんですが、昼飯食ってついでに観る感じでってことで、友人に誘われるまま行ってきました。
私にとってのメインは昼飯。
大阪地下鉄鶴見緑地線の西大橋駅近くにある「婆娑羅 かえる食堂」に「100時間カレー」なるものがありまして、そこの「トンチー・カレー」がとても美味しいので、まだその味を知らない友人を連れて行ってきました。
いつも「トンチー・カレー」ばかり食べてるので、今日はちょっとだけハスに構えて「カツカレー」をいただきました。



この「100時間カレー」、酒好きに好まれる味わいでして、ビールにピッタリなんですよね。
私は小さい頃からカレー好きなんですが、特に好きなのがいわゆる「洋食屋さんのカレー」。
デミグラスベースといいますか(料理の事はあまりよく分からないのでそんな感じかと…)、よくあるインドカレーとは違う、レストランなカレーです。贅沢な味わいがたまらなく好きです。
「100時間カレー」は、そのじっくり煮込んだ版かな。
その名の通り、「100時間」煮込んだカレーとして出されているようです。
なかでも、「トンチー・カレー」と「ジャンバラヤ」は濃厚な味なので、さっぱりと軽めのビールでやっつける感じがとってもいい!
最初はフルーティーな甘さと酸味で辛く感じないのに、だんだんと程よい辛さが膨らんできます。うまい!
そこに行った事のないカレー好きの友人には必ずおすすめしている店なんで、気が向いたら行ってみて下さい。
おいしーですよ。

えー、そこで食事と休憩をひと通り終えまして、いざシアターへ。

今日は確実に平日。
…にもかかわらず、なかなかの盛況ぶり。
みんな何してる人?

まぁ、そんな事はさておき、割とタイトなスケジュールで動いてたんで、ギリギリセーフで着席。
数本のトレーラーと「NO MORE! 映画泥棒!」を観た後、とうとう始まってしまったんですよ、「あした」が。

超有名なあの主題歌は、ちょっとオシャレなインストゥルメンタルになってて、流れてくると同時に「期待してはいけない…いけない。。」と心の声が叫びます。

そこに、ジョー登場…。。。
そして、おっつぁん登場…。。。
さらに、マンモス西登場…。。。

まぁ、ストーリーは端折ってる部分もありますが、原作の力石戦終わりまでを描いたアラフォー男子のほとんどが良く知るものです。
現代版にアレンジされているわけでなし、なんにも変わらずそのまんま。
丹下段平のルックスまでも、「そんなに似せなくても…」と思うぐらい似せてきてて原作を大事に描こうって姿勢は確認出来ました。

我らが「矢吹ジョー」は、今をトキメク山P。
対するライバル「力石徹」には、伊勢谷友介

ふたりとも、映画の為にかなりハードなトレーニングを詰んだようで、なかなかのバディ。
オカマさんジュルジュル、お姉さんキャーキャーってな具合。
がんばって役作りしてる彼らを尻目に、アニメから脱却できない中途半端な演出が続き、時にはCGで表現されたクロスカウンターまで飛び出す始末。BGMは激烈今風のサウンドメイキング、これも中途半端。
原作マンガじゃなくって、原作アニメを大事にしたかったんでしょうか?
それならば、ジョーのあのちょっとコミカルで影のある儚い男像をもう少し掘り下げて欲しかったもんです。
山Pは、キレイ過ぎた。香川照之は、スゴ過ぎた。
力石はまだ良かったです。伊勢谷友介、嫌いだったんですが見直しました。

ボクシング映画の金字塔は、なんと言っても「ロッキー」です。
最後のアポロ戦は、今観ても手に汗握る臨場感と迫力!
これは、スピード感があまりなくていいヘビー級の試合だったからできたんでしょうね。
ジョーが重ねて来たバンタム級の試合は、スピードが命。
素人がちょっとカジリで出来るもんじゃありません。
そこを無理矢理、あの手この手アニメの手を使って表現しようとしたところが、イマイチ迫力に欠けた気がします。
試合中、力石がガチパンチを受けているシーンはなかなかのもんでしたけど。(痛そうだった)

ただ、ちゃんとこうして語れる映画だったって事なんで、興味がある人は観ても良いかと思いますね。

下手したら、続編作るんじゃないでしょうか?
まぁ、次は観ませんけどね。

原作を全く知らない友人は、なんの先入観無く観てたので良かったらしいです。

少なくとも「ヤマト」よりは良かったな。


加えて、このところ買い逃していたパンフを同時購入しました。※「ヤマト」含むwww